どうもお久しぶりです!
諸事情により全然ブログが更新できず、ぐぬぬって感じです。
まぁあと2,3年はこんな感じが続きそうですが、すきを見て書ければと思います。
で、今回はChromebookに論文執筆環境を設定するお話です。
今時Overleafもあるので普通にブラウザだけあればなんとかなるのでは?
という声も聞こえてきそうですが、
やはりVScodeが使えると何かと便利だったりするのでね。
あと、最近はノートPCを持ち歩いて開発したりすることもあんまりなかったので
今までのノートPC=macbook pro生活からChromebookに乗り換えてみようとも思いまして。
なお、今回の虎の巻は以下の通りです。
端末
この度こちらの端末をHPのアウトレットストアにて購入しました~
見た目がそこそこ良さそうでArm系のCPUでファンレスで
そしてバッテリー持ちがめっちゃ良さそうだったので買ってみました!
Step.1 Linuxコンテナのactivate
ChromebookにはデフォルトでLinuxモードが存在します。
そちらをオンにすればOKです。
これは普通に設定アプリからボタンをクリックするだけなので問題ないかと思います。
Step.2 Debian(Linux)のupdate
これはいつもの sudo apt update
と sudo apt upgrade
ですね。
Step.3 TeXLiveのインストール
まずは、インストール作業を行うディレクトリを作成します。
ただの作業場なのであとで削除できるのでどこでもいいですが、今回は /usr/local
とします。
sudo mkdir /usr/local/tex cd /usr/local/tex
続いてインストールファイルのダウンロード&解凍を行います。
sudo wget http://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz sudo tar xvzf install-tl-unx.tar.gz
解凍されたフォルダに入りまして、インストールコマンドの実行をします。
cd install-tl-****
sudo ./install-tl
このコマンドは結構時間がかかるので座して待ちましょう。
これでインストール自体は完了です。
インストールが終わったら、.bashrc
にpathを通すために
vimで.bashrcを開きます。
cd ~
vi .bashrc
これでvimで書き込み画面になるかと思いますが、
最後に一つトラップがあって、pathがcpuによって異なります。
ARM系は export PATH=$PATH:/usr/local/texlive/2022/bin/aarch64-linux
を
Intel系は export PATH=$PATH:/usr/local/texlive/2022/bin/x86_64-linux
を.bashrcに追加です。
今回のPCはARM系のほうを追加しました。
そしておまけで、以下のコマンドで作業フォルダを削除します。
sudo rm -r /usr/local/tex
Step.4 動作確認
pathが通っていればターミナルを再起動して以下のコマンドで動作確認しましょう。
platex -version
これでそれっぽいversionが帰ってくれば一件落着です。
私の環境では以下が返ってきました。
e-pTeX 3.141592653-p4.0.0-220214-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2022) kpathsea version 6.3.4 ptexenc version 1.4.0 Copyright 2022 D.E. Knuth. There is NO warranty. Redistribution of this software is covered by the terms of both the e-pTeX copyright and the Lesser GNU General Public License. For more information about these matters, see the file named COPYING and the e-pTeX source. Primary author of e-pTeX: Peter Breitenlohner.
なお、windowsならtexliveに標準でついてくるtexworks editorをインストールするには
sudo apt install texworks
でOKです。
インストールが終わったらLinuxアプリとして追加されているかと思います。
今回の関連書籍
LaTeXを初めて使う人は、とりあえずこういった本が一冊あると良いかなと思います。