ゆるふわクオンツの日常

WIndowsでGPU版lightGBMを使えるようにするメモ

GPU(RTX 3060 ti)を積んだwindowsにて

lightGBMのGPU版を使えるようにセットアップしたので

その作業メモとなります。

参考となる公式ページはこちらです。

LightGBM/python-package at master · microsoft/LightGBM · GitHub

事前に必要なもの

Visual Studio(正確にはVS build toolsの中のC/C++パッケージ?)が必要となります。

手順

基本的には、以下で述べる3つのソフトウェア(Cmake, OpenCL, Boost)が

インストールされていればpip installして完了です。

step.1 Cmakeのインストール

cmake.org

大半の人は64bit版windowsだと思うので、

上記のページから、Windows x64 Installerを入手してください。

cmake-3.21.0-windows-x86_64.msiみたいな感じのファイル名のやつです。

それをダウンロードしたら、実行してインストールが完了です。

(winget install だとpathが設定されないのでうまくいかない可能性。

なお、すでにpath通していれば winget upgrade Kitware.Cmake で大丈夫かと)

step.2 OpenCLのインストール

公式ページを見ていくと

とあります。

NVIDIA GPUの場合は cuda toolkit を入れればよいということみたいです。

cuda toolkitの導入はこちらの記事をご参照

dw-dw-dt.hatenablog.com

step.3 Boostのインストール

以下のリンク先から、自分の環境のVisual Studioと対応した

boostのexeファイルを入手します。

(ちなみに、boostは、C/C++とかの、

標準ライブラリになる一歩手前のライブラリだったような気がします。)

sourceforge.net

ダウンロードが完了したら、(警告が出るけど恐れず)実行してインストールします。

step.4 pipインストール

以上でpip installが実行可能になったかと思いますので

pip install lightgbm --install-option=--gpu

を実行すればOKです。

今回の関連図書

lightgbmといえばKaggleということで定評のあるこちらを

こちらも、もともと海外のGMの方が書かれたものの邦訳ということでおすすめです